静岡新聞 2013年1月20日 http://www.at-s.com/news/detail/474559479.html
- LRT導入の有用性を強調 清水区で公共交通シンポ (2013/1/20 07:40)
LRT(次世代型路面電車)の導入を検討する静岡市の公共交通シンポジウムが19日、静岡市清水区で開かれた。基調講演やパネルディスカッションを繰り広げ、まちづくりと一体となったLRT導入の有用性が強調された。
東海、北陸のLRT導入地域のNPOなどでつくる「LRTで結ぶ会」が主催する「第11回中部地区路面電車公開サミットin清水」の一環で開かれた。
基調講演は2氏が登壇した。宇都宮浄人関西大教授は経済学的視点から「LRTは中長期的な経済性も備えるまちづくりのツール。都市規模や既存の鉄道インフ ラを考慮すると、静岡市はLRT整備が最適の都市」とし、フランスのLRT事情に詳しいヴァンソン藤井由実さんは市民の合意形成の重要性などを訴えた。
川口宗敏静岡文化芸術大大学院教授がコーディネーターを務めた意見交換では久保田尚埼玉大大学院教授が「交通の基本は車、自転車、公共交通と、いくつかの選択肢を提供すること」と公共交通整備の必要を説き、歩行者や自転車、車の「空間的なすみ分け」の大切さも語った。
LRTの有用性などを議論した静岡市の公共交通シンポジウム=同市清水区 静岡新聞掲載写真
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